続ブログションガネー

心にうつりゆくよしなしごと

熊本城マラソン2025(その2)

さて、熊本城マラソンのレース当日となった。
熊本城マラソンのスタートは熊本市の繁華街エリアからの出発となるが、このあたりはホテルが多いので程よい場所に宿が確保できれば、ゆっくりと朝を過ですことができるのがメリットである。

スタート前にJリーグのクラブのユニフォームを着て参加する皆さんと市役所の前に集まり、記念撮影などをした。今回はロアッツ熊本サポーターの皆さんが、他クラブのサポーターを歓迎するセレモニーをやって下さった。今回はいわばアウェイの地でのレースとなるが、大変うれしいアクションだった。


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EXPOの時にスポンサー様から配布されたオレンジのポンチョを着用してスタートを待つ。このポンチョは袖とフードも付いていたので寒さを大いに凌ぐことができた。ブロックから移動開始の時に、「三百六十五歩のマーチ」が流れるのが熊本らしい。そしてスタート前のセレモニーでは、大西熊本市長の元気な挨拶を伺うことができた。

スタート地点では、ロアッソ熊本ロアッソくんなど熊本で活躍する多数のマスコットたちが見送ってくれた。

私の持ちタイムは人の多い時間帯と思われ、コース内の人口密度が高かったように感じられた。そのせいか人の熱気で気温が高く感じられ、コース前半でかなり汗をかいた。

ハーフまではイーブンペースで進むことができたが、前半でいくつかの跨線橋を渡ることにパワーを使い果たしてしまいエネルギーが尽きてしまった。ここ以降は走るのと歩くのを交互で行うこととなった。今回、レースの前に走った距離が最長でハーフだったのだが、フルマラソンの前には30km走は一回やっておかないといけないのだなと実惑した。

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コースの中盤のいくつかの場所で大漁旗が飾られていた。川尻では、日本酒の「瑞鷹」を造る酒造会社で水の提供があった。また、エイドでは熊本の名産であるトマトやイチゴ、さらには熊本農業高校の生徒さんが作ったシフォンケーキが並び、ご当地ならではのサポートを受けることができた。熊本農業の生徒さんが「熊本を盛り上げてくれてありがとう!」って応援してくれたのはうれしかった。

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長六橋を渡るとゴールまであとわずかである。
洗馬橋から先は前の日に走ったルートを通り、熊本城へ向かう坂へたどり着いた。走る力がなくなってしまい、結局坂は走いて登ることになった。そしてゴールの二の丸広場へ何とか到着した。完走メダルを頂いた後、Jユニランナーの方が何名かおられたので記念撮影大会となった。また、JAの皆さんが味噌汁を配布しておられたが、しみじみとおいしかった。

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帰りに、熊本城の天守閣へ立ち寄った。天守閣に来たのは前回の熊本城マラソン以来で、復元されてからは初めての訪問だった。フルマラソンを走り終えて天守閣から眺める熊本市の眺めは格別だ。

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翌日、阿蘇神社を参拝した。
復元された楼門を眺めても復元された感がしなくて不思議だったのだが、よく見てみると元々使っていた資材と新しい資材をブレンドして建てていたのであった。見事である。

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復路の飛行機、房総半島上空でいい夕焼けを眺めることができた。

 

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熊本城マラソン2025(その1)

熊本城マラソンに12年ぶりに参加してきた。今年のレース日と前回のレース日が偶然にも同じ2月16日であった。

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熊本までは飛行機で向かった。そういえば新しくなってからの熊本空港の利用は初めてである。案内のデザインに加藤清正の蛇の目の紋が入っているのがいい感じだ。
熊本市内まではバスで移動した。

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桜町バスターミナルの外に出ると、目の前の花畑広場が熊本城マラソンのEXPOの会場だった。これは便利すぎて素晴らしい。そういえば2019年のラグビーワールドカップの時にこちらはファンゾーンになっていて、スタジアムまでのバスも出ていたのを思い出した。立地をうまく活用していると思う。
ホテルに荷物を置いて、下通の紅蘭亭で昼食を摂ってからEXPO会場に足を踏み入れた。事前に顔認証とIDカードの登録を済ませているので、会場であれこれを出し入れしないでいいのは素晴らしい。
ナンバーカードを受け取った後は、ストレッチの指導を受けたり、子どもの頃から会ってみたかったドナルド・マクドナルド氏(いい人だった)と一緒に写真を撮ったりとイベントに参加した。

ホテルで休息を取った後、コースの終盤1kmも含めて走ってみることにした。
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洗馬橋のそばには、「あんたがたどこさ」の歌にちなんでたぬきの像がある。
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コースの大詰め、熊本城に至る登り坂の手前の病院には応援看板が設置されていた。大変ありがたいことだ。
大詰めの坂は、思ったより短く感じられたが41km走った後には大変ではないだろうかと思った。
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城内のあちこちが再建中である。
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👍をするくまモンがかわいい。

夕食は、レース前定番の豚肉の生姜焼きを食べ、早い時間に寝についた。



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10年前の自分ー北九州マラソン2015

今週のお題「10年前の自分」

今週のお題に乗ってみる。今月は熊本城マラソン2025に参加するので、マラソンの話題にする。

ちょうど10年前、2015年2月に北九州マラソンに参加した。
レース前日に夕食をとるために旦過市場の中のお店に立ち寄った。店内の皆さんと話していて私が北九州マラソンに参加する話題になり、皆さんからは非常に暖かい応援のお言葉を頂いた。また、ご友人が北九州マラソンに参加するという女性は沿道で応援されるということで、コース上での再会をお約束した。

さてレース当日であるが、とにかく寒くて風が強かったことを覚えている。給水のカップが吹き飛ばされるほどの勢いであった。それでも沿道にはたくさんの人が応援に来ており、前日に旦過市場のお店でご一緒した女性にも再会することができた。大変ありがたいことに女性は私向けの応援うちわを作って来てくださっていた!
関門海峡から小倉への折り返しコースは、早くゴールしてお風呂に入りたい、ウーロン茶が飲みたい、ということしか考えずとにかく走った。おかげで、小倉牛の焼き肉のエイドをスキップしたことが残念であった。

激しい寒さのあまりひたすら走ったからか、何と初めてのサブ5(ネット)が達成できそうになったことが分かった。ゴール直前におられたゲストの有森裕子さんに「有森さん、サブ5達成できそうです!」と思わず声をかけてしまった(中学生のころ、有森さんはあこがれのランナーだった)。

北九州市民の皆さんの暖かい応援、初めてのサブ5達成、有森さんにお会いできたこととと今でも北九州マラソン2015は思い出に残るレースである。

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奈良マラソン2024 その3(レース当日)

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さて、レース当日となる。
コースの高低差を想像して緊張し、眠りが浅かったような気がした。そのためかGarminのBody Batteryが50である∑(゚Д゚)。しかしFC東京ユニを着たら、謎の活力が湧いてきた。
朝食はホテル尾花のレストランで焼き鮭にごはん、三輪素麺に湯豆腐、大和茶ぷりんを頂いた。ぷりんが実においしい。

ホテルからロートフィールドまでは徒歩移動だ。途中、猿沢池そばで大勢の鹿が移動していた。まさか、彼らは毎朝出勤しているのか?

ロートフィールドに到着後、出走用に着るものを整えて、荷物を預けて競技場に向かう。そしてJリーグ奈良マラソン支部さん主催の決起集会に参加させて頂いた。今回は、これまでに参加した決起集会の中では最大の参加者ではなかったかと思う。今年2月の京都マラソンでお会いした方、Xでやり取りしたことのある方、初めましての方とエール交換である。それからシーズン終盤の決起集会は優勝、入れ替え、消化試合と色々話題が盛り上がりますな。

主催者のこばさんのレポートはこちら。

奈良クラブさんの公式Xにも、集合写真が載っていた!

集会終了後、整列位置に並ぶ。それにしても寒い。会場に着く前にコンビニで貼るカイロを買ったのに、うっかり貼り付けるのを忘れていたのだ。それから、今年の東京は12月まで暖かかったので寒さに順応できていない。モンベルの折りたためるシェルの上に、前日に頂いた大会ロゴ入りビニールをかぶって寒さをしのいだ。

号砲から10分ほど待ってスタートした。まずは下り坂、その後は奈良公園まで上がったり下がったりである。ひたすら抑え気味に進むことにした。前日下見したおかげで平城宮近辺の直線はそれほど長く感じられなくて良かった。平城宮の折り返しを過ぎたあたりで、歌手の川井聖子さんが高いところから声援を送ってくれていた。

近鉄奈良駅から奈良公園までの坂は最初のハードルである。このあたりの交差点名が「油阪」だったが本当に油のようにじっとりと傾斜が効いて消耗した。

飛火野のあたりで、Jユニランナーの応援・集計・写真撮影組の皆さんにエールを送っていただく。アウェイのレースで、このような応援は大変ありがたい。10㎞以降は下り坂と平坦な道ですいすいと進んだ感じがする。途中、少年たちがお店の前で太鼓を叩きながら「勝ったら焼肉、負けたらもやし」と歌っていて面白かった。焼き肉が好きなので頑張ろうと思った。

さて、15㎞を過ぎてからがコースの本番である。道が徐々に高度を上げてきた。18㎞の山に入る前あたりですでに力尽きてしまい、ここからは上りは歩きで下りと平坦はできるだけ走る方法に変えることにした。山道に入る前に、忌野清志郎コスプレの方の歌を聴く。生演奏なのがすごい。
山道は思ったよりも上り区間が短く、ちょっとほっとした。

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山道を越えて天理市に入り、町の中をうねうねと走る。25㎞地点で出るというぜんざいが心の支えであった。そして天理教本部前の坂の銀杏並木がとてもきれいであった。ぜんざいは、寒さの中で頂くのでおいしさが一層身に染みた。

25.8kmの関門で、かなり制限時間に近づいていることが分かり半分あきらめモードになり、それでも歩いたり走ったりを交互に繰り返して30㎞までたどり着いた。そしてもうこのまま関門にかかって来年また奈良マラソンに再挑戦か…と思ったところで救いの神が現れた。ゴールサポートのペーサーさんたちである。彼らはこの後、コースの様子を教えてくれたり関門までの時間を教えてくれたりして引っ張ってくださった。

34.4㎞以降は関門閉鎖との格闘であった。関門が近づくごとに役員さんやペーサーさんが閉鎖まで何分かを知らせてくれるのでひたすら走る。34.4㎞は3分前、38kmと39.6kmは1分前の通過と、相当スリリングな展開となった。このように関門と追っかけっこになるレースは初めてで、終わってみるとこれはこれで少々楽しくもある。
それから、35kmあたりで田園風景の向こうに興福寺五重塔の工事の足場が見え、あと少しだ…とも思った。

東大寺の前あたりは観光客と鹿で大混雑で、その中を走る抜けるというのも面白い経験である。ここからは下り基調で楽になってきた。また、往路と同じ地点におられたJユニランナーの応援隊の皆さんや、レースを終えたJユニランナーの皆さんが応援してくださり、このおかげで軽やかに走ることができたと思う。
そういえば、コース途中で何回かボランティアの若い方から「東京がんばれ!」と声をかけて頂けたのもうれしかった。

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残り1㎞の上り坂を越えるとゴールのロートフィールドである。有森さんが競技場の入り口で「あと5分で(競技場のゲートが)閉まっちゃう!」とあおってくださる。そして何とかゴールすることができた。ペーサーさんの後押しと沿道の熱気のある応援と有森さんのあおりのおかげでゴールできたと思う。
ゴール前に雨がぱらついたが、そのせいかゴールのタイミングで競技場から虹を見ることができた。ドラマチックな幕切れである。
ゴール後に提供されたほうじ茶がおいしかった。

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完走メダルは、春日大社の瑠璃灯をモチーフにした素敵なデザインだった。

今回は、秋以降の走り込みが足りていなかったのとコースの様子が分からなくて緊張しすぎて疲労がたまってしまったのがポイントだったと思う。しかし上がったり下がったり風景が良かったりといいレースだったので、走力をもっとつけて再挑戦したい。

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奈良マラソン2024 その2(東大寺へのお礼参りからコースの下見まで)

奈良滞在の初日から3日までは猿沢池そばのホテル尾花に宿泊した。朝食に奈良のご当地メニューがたくさん出たり、ロビーに蔵書多数のライブラリーがあったりと良い環境の宿である。

obana.nara.jp

 

朝食を摂った後に、東大寺にお参りに出かけた。コロナ真っ盛りの時期に、ニコニコ生中継の大仏様や二月堂の定点配信に大いに励まされたのでそのお礼参りである。
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本日も鹿との交流を深めるが、鹿せんべいをあげるのには技術を要すると思った。せんべいを持った途端に多数の鹿に囲まれてコントロール力を失い、雄鹿にはズボンに食いつかれた∑(゚Д゚)。鹿は眺めているだけが一番だ。

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天竺様でおなじみの南大門は実に大きい。奈良のお寺は、こちら東大寺薬師寺法隆寺など建築的にダイナミックなところが多いと思った。

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大仏殿そばの池の脇にいい感じにポーズを取る鹿がいて、周囲にいた皆さんもこのポーズの良さを褒め称えていた。

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おなじみの角度からの大仏様である。
大仏様にお参りするのは数十年ぶりだったかと思うが、本当に大きいお姿だ。そして華厳宗の世界観が伝わってきた。また、コロナの大流行を経験したことで大仏様を作った聖武天皇の祈る気持ちが理解できるようになった。

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お水取りの行われる二月堂にも足を延ばした。その道すがら、土産物屋さんの前に黒猫がうずくまっており、その先には鹿が立っていた。猫を見つめる鹿と人間…。

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ニコニコ生中継の修二会の中継でおなじみの角度から二月堂を撮影してみた。いい青空である。お堂からの奈良市内の眺めも実にいい。
いつの日か、修二会の聴聞にも伺ってみたいものだ。

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そしてロートフィールドで行われている奈良マラソンのEXPOにナンバーカード引き換えに向かった。
そういえばロートフィールドの近くにある奈良ユースホステルに高校生の時に泊まったことを思い出した。高校の運動会の1㎞走で最下位になった私が、市民ランナーとなって数十年後に戻ってくるとは、人生はよく分からないものである。
ナンバーカード引き換え所に、なぜか「なら・シルクロード博」の看板があった。これは昭和遺産ではないか。

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ナンバーカードを引き換えた後、出展ブースを歩き回った。奈良県は靴下の産地のせいか靴下関連の出店が多いのが興味深かった。私もソックスとアームカバーを購入した。アームカバーは、奈良マラソン2024のロゴ入りである。

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ステージでは、瀬古さん、有森さん、松井絵里奈さんにせんとくんが挨拶をしていた。そういえば、瀬古さんをライブでお見掛けするのは初めてなんじゃないか。

EXPOから撤収したのが12時過ぎで、この時点で歩数が16,000歩を越えていた!

午後は古い友人と再会し、コースの序盤に当たる平城宮までの道を案内して頂いた。
初めて参加するアウェイのレースなので、こうやって事前にコースの雰囲気を知ることができるのは大変ありがたいことだ。

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奈良マラソンの翌週は若宮おん祭が行われるのであちこちにお祭りののぼりが掲げられている。古典芸能マニアとしては、一度拝見したいお祭りである。

ホテルに戻って休息した後、夕食を摂ってから花園新温泉(昭和な雰囲気の銭湯)で入浴し、寝についた。音に聞く、奈良マラソン中盤の坂道に緊張しつつ…。

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奈良マラソン2024 その1(顔見世見物から奈良への移動まで)

奈良マラソン2024に参加してきた。

ちょうど京都の南座で顔見世をやっていて推しのお方が出演されているので、京都から奈良に移動するコースを取ることにした。
南座の夜の部の終演後にすぐに奈良に移動するため、南座でスーツケースを預かって頂かないといけない、かつスーツケースを持って京都観光は難しいということで、東京を遅めの時間に出発して南座に直行した。

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久しぶりに新幹線の車内で固いアイスを食べた。クラウンメロン味はメロンミルクのようでおいしかった。

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四条駅から地下道を歩いていたらあるところから壁面が新旧のマリオブラザーズの絵柄になっていて、ゲームの各場面のテーマソングが流れていた。この音楽には今でもワクワクしてしまうね。

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さて、南座の顔見世夜の部である。
「元禄忠臣蔵」の仙石屋敷は、討ち入りを終えた赤穂浪士が仙石伯耆守の尋問に応じて討ち入りの様子やその大義を語るのが面白い。仁左衛門の大石の渋い声と、仙石伯耆梅玉の澄んだ声の対比が心地よい。登場する時の仙石伯耆は、朝の稽古を終えて脈拍が上がっている感じがした。
「かさね」は、愛之助の代役の萬太郎が健闘していた。今更ながらではあるが、いい曲だよなあ…。「夜や更けて」のところなど。
「御所五郎蔵」は若手の幕だ。隼人は姿がいい。遠目で見ると若き日の仁左衛門に似ている。セリフに尾鰭がつけばもっと良くなる。巳之助は悪の匂いがいい感じに漂っていた。
越後獅子」はからみが多数出て派手な打ち出しだ。

終演後、スーツケースをピックアップして祇園四条駅に急いだ。祇園四条丹波橋大和西大寺近鉄奈良、と乗り継ぎ2回だったが、接続がうまくいって想定より30分早く奈良に着いた。

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猿沢池のそばで、早速鹿の歓迎を受けた。

 

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東京レガシーハーフマラソン2024

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東京レガシーハーフマラソン2024に参加してきた。2022年に続いて2回目の出場である。前回は病み上がりで絶不調のままの出場で、今回もまた病み上がりの出場となり、どうも季節の変わり目過ぎの10月のレースは難しい。

当日は、国立競技場に開門が6:30、スタート地点のクローズが7:45、さらに荷物預かりは競技場のスタンドの4階まで上がるというあわただしいスケジュールとなっていたので5時前に起きた。前日からえらく緊張していて、起きたら朝7時だった∑(゚Д゚)という夢を見た。

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スタート前に、Jリーグに所属するクラブのユニフォームを着て走る皆さんと集合して記念撮影をした。朝早くからありがとうございました。

2022年とスタートブロックは同じ(おまけにナンバーも近い数字だ)だったが、22年は競技場の外で待機だったのが今年は競技場スタンド下のリングロードで待機になった。体が冷えないので大変ありがたい。スタートまで周囲の方々と話をしながら待機して、おかげで緊張が解けた。

国立競技場のトラックを3分の1周ほどして外苑西通りに出る。ここは上がったり下がったりして富久町から下り基調になるので抑えて走る。
飯田橋あたりからはひたすら淡々と走っていた。前回は中央通りに入って神田駅を過ぎたあたりでギブアップ状態になってしまい、それがトラウマになっていたのだが、何とかそれを乗り越えて走ることができた。
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今回のコースは、日本橋を渡って折り返すルートになっていた。どら焼きのうさぎやの前あたりが中間点だ(写真は試走した時に撮った)。そこで折り返して元きた道を戻る。日本橋三越の前は、走っていて実に気持ちが良い。ここは東京でも一番元気の出るポイントなのではないか。こういうのがあるからマラソンがやめられないのだ。

神田駅に差し掛かるあたりで少々ペースダウンしてきた…と、しばらくすると友人が応援に来てくれていた。知人の応援は大変ありがたい。これで再びスイッチが入り、神田エリアを進んだ。そして飯田橋の給水では、レースのアンバサダーの一ノ瀬メイさんにお会いできた。

飯田橋を越えると、コースのハイライトのゴールまで続く上り坂が始まる。ここはまたもやペースが下がってきたが、坂だから仕方がない。坂の1番のピークでは神田から回ってきた友人、四谷の坂を登りきったあたりではJリーグユニを着て走っている仲間の皆さんの応援があった。おかげで歩くことなく登り切ることができた。事前の試走もやっておいて良かった。試走をしていなかったら途中で歩いてしまったかもしれない。

国立競技場までの残り2kmぐらいは下り坂である。こうなると楽になってきて、走り終えるのが名残惜しくなってくる。沿道の応援の方が「おかえりなさい」と言ってくださるのが往復同じコースの醍醐味だなあとも思ったりした。

国立競技場のトラックを4分の3周ぐらい走ってゴールだ。ここはもう力が出切ってしまってよれよれと走る感じになってしまった!
ゴールして、メダルや支給品を頂いてスタジアムの外に出る。走るのに夢中になっていて気付かなかったが、いい秋晴れだった。
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京都マラソン2024

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京都マラソン2024に参加してきた。
フルマラソンに参加するのは昨年の東京マラソン以来である。昨年の秋に入院して1ヶ月走ることができなかったり、レース前に30km走ができなかったりと不安なことはあったものの、1月の赤羽ハーフで長年の課題だったレース終盤の脚の疲れが出なかったので何とか行けるのでは、というのがレース前のレビューであった。

レース開始前

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朝食はフルマラソンの時は定番のコンビニおにぎり2個に味噌汁を摂って、身支度をして会場に向かう。今回もFC東京のユニフォーム着用である。
スタートのたけびしスタジアムまでは阪急電車で向かったが、運行本数多め?なのかスムーズに移動することができた。

スタート前に、Jリーグなどのサッカーのユニフォームを着て走る皆さんと集まって決起集会を行う。ここで多くの方と顔見知りになったことで、レース中もエール交換をしながら走ることができた。参加してくださった皆様、バナーを用意したりとサポートしてくださったねこじしさん、ありがとうございました!

スタートから10kmまで

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スタートまでは、DJの谷口キヨコさんなどの盛り上げで気持ちを高めることができた。後方ブロックランナーとしては、こうやって開会セレモニーの音がちゃんと聴こえるのは大変うれしいことだ。

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スタートからしばらくは人の流れに乗って走った。このあたりは気温が高く、細い道を走るので息苦しさとの戦いであった。

4kmすぎで道が開けて、渡月橋まで桂川沿いを走る。ハイタッチゾーンで沿道の皆さんとハイタッチしながら走ったら、先ほど感じていた息苦しさは消えていった。

そして汗をかき始めたので、足つり対策にタブレットの2Runを飲むことにした。気温が上がるということで、2袋買っておいたのだ。この後も発汗対策で給水所ごとに水分もこまめに摂るようにした。
ネックのついた長袖シャツを東京ユニの下に着ていたが、ネック部分が暑くなってきたので内側に折り込むことにした。この日のアンダーウェアは袖なしシャツにアームカバーの組み合わせが良かったかもしれない。

嵐山から先は、本格的にアップダウンが始まった。とにかく抑えていくことにするが、思ったより楽に走ることができた。去年の東京マラソン前から始めた謎の筋トレの効果だろうか。コース途中にあるバス停の「山越」という地名が目に染みる。まさに山越である。

11kmから20kmまで

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大覚寺、広沢池を通過して仁和寺の門の前に到着する。ここでは京都マラソン名物のお坊さんの応援があるのだが、何と若いお坊さんたちが私の東京ユニに気づいて声援を送ってくださった。
ちなみにレース翌日、お礼参りを兼ねて仁和寺を拝観した。江戸時代に描かれたという特別公開の金堂の壁画が実に色鮮やかで、当時の人と同じ色合いで見られるというのはいいものだと思った。

わら天神の前の道が非常にゆるい坂だった。最初は急にタイムが下がり始めたのでどうしたものかと思ったが、走路員の方の「しんどいのはあと少しやー」の声でそこが坂だと気づいた。この後もゆるい坂との格闘は数ヶ所あった。

17kmを過ぎると賀茂川べりを走るコースになる。川沿いの道はやっぱり気持ちいい。そして、川の両岸をランナーが走っているのは壮観だった。

21kmから30kmまで

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ここの区間が一番きつかった。「中間点」の表示を見落としたほどだ。21kmから27kmまで北山通を東西に折り返すのだが、先の見えない直線のコースと微妙なアップダウンが続くのである。まあ、終わってみるとそういうところが一番思い出に残るのではあるが。
途中で、後ろから来たランナーの方が「トーキョー」コールをしてくださってうれしかった。よれよれの状態だったので、まともにお礼ができず申し訳ないことをした。

きつさは府立植物園の園内に入ると見事に消えた。林の中を走ったり、梅林を眺めたりしているうちにかなり気持ちをリフレッシュできたのである。
園内では祇園甲部の芸妓さんと舞妓さんが「小鍛冶」を演奏していた。ああ、歌舞の菩薩だ…!

植物園を出て再び賀茂川沿いに戻ると、これまた京都マラソン名物の河川敷のコースに入る。京都を旅行するたびに、鴨川の河川敷を走ってみたいと思っていたのでこれは大変うれしかった。
ここで、応援に来てくれた友人に出会えた。沿道に知人がいると、一気にホームゲームになる。

31kmからゴールまで

30kmあたりは、いつも疲れてきてマイナスなことを考えたり、脚が痛くなって歩き始めてしまう。いわゆる「30kmの壁」にぶち当たるのである。しかし今回はそのようなことはなく、重い足取りではあるが走り続けることができた。やはり前述の謎の筋トレの効果なのだろうか。

31kmぐらいで、Jリーグ各チームのサポーターの方たちが応援とJユニランナーの数の集計を行っておられた。再び「トーキョー」コールをして頂いて元気が出た。ありがとうございました!

howe-gtr.air-nifty.com


河川敷を上がってしばらく走ると、京都御所脇の丸太町通に入る。ここは去年12月の京都遠征の時に走ったのでホームゲームのような場所である。しかし例によって先の見えない直線コースなのでやっぱり大変であった。

35km地点は京都市役所で、ここは少しばかり歩道を走ることになるのが面白い。ここでカフェイン入りのコーヒー味のエネルギージェルを摂って、最後の一押しをした。
食べ物つながりで、京都マラソンは地元色豊かなエイド(八ツ橋、京ばうむなど)も特徴の一つだ。私のような後方ブロックランナーの走る時間帯でもしっかりエイドが補給されていたことは大変ありがたいことだ。賀茂川べりで食べたいちごはおいしかった。

最後の難関が百万遍近辺の40km手前の上り坂である(あの吉田山のあるあたりか!)。ここはさすがにゆるい坂がつらすぎて500mほど歩いてしまった。しかし百万遍知恩寺京都大学の立て看板を眺める余裕はあった。

そして残り2kmも直線のコースを進む。ここも例により先の見えない直線だが、ゴールが近いと思うと楽なものである。
琵琶湖疏水を渡ると平安神宮の鳥居が見えてきた!ゴールである!

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ようおきばりやした!
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第15回東京・赤羽ハーフマラソン

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第15回東京・赤羽ハーフマラソンに参加した。昨年参加して、川べりで黙々と走りに集中できる質実剛健さがいいと思ったので今年も参加した次第である。

hamachidori.hateblo.jp

レース開催日前からレース開催日には雪が降るという予報が出ていてドキドキしていたのだが、最終的には雨となり、大会も開催されることになった。
しかし、雨のレースに出るにはやはりためらいがある。会場に来て更衣室に入ったものの、そこにたどり着くまでのぬかるみとの闘いでやる気スイッチがオフになってしまった。このまま家に帰って区の健康センターでトレッドミル走をやることも考えたが、来月のフルマラソン完走のためにも今日は出走せねばならず、気を取り直して着替えを始めた。

着替え終わってからスタート時間まではしばらく時間があったので、トレーナーブースでふくらはぎのケアをして頂くことにした。昨年、レース後に両足のふくらはぎがつってなかなか治らず悪戦苦闘したので、またそうならないようにということでケアをお願いしたのである。

ちなみに今回は、補給でも足つり対策になるものを準備した。ヴィクトリアの店員さんに相談した3点で、題して「足つり対策御三家」である。以下、御三家の回し者になってご紹介させて頂く。
その1 2RUN
マグネシウムなどで作られたタブレットだそうで、パッケージの安全ピンのイラストが泣ける。それだけ効くということか。出走前に服用した。

その2 Mag-onエナジージェル(青みかん)
こちらは愛用の品で、去年のレースでも利用した。青みかんの味の再現度が高いので、酸っぱさで我に帰ることができるのも良い。10km手前の給水で摂取した。

その3 OVER BLAST NOCRAMP
これは効き目が速いそうだ。チューブで摂る補給食は初めて購入した。手がかじかんでいるので、フタを捻じ切るのにやや技術を要する。11.7kmの給水で摂取した。コーラ味である。

ハーフマラソンはウェーブスタートになっており、私は最後の組だった。
スタートから滑り出しは良い。去年は後から来る人にどんどん追い越されて心が折れたのだが、今年はそのようなことはなくてマイペースで進むことができた。ただ、向かい風と雨には結構心も体も削られた。まあ、これも練習である。

コースはほぼ平坦だが、中間地点の手前から土手を上がって下がって、折り返して上がって下がる。去年はここで力尽きたが、今回は上り坂も歩くことなく通過することができた。1年ほどやっている謎の筋トレの効果が出たのか?

折り返したあとは追い風になるはずなのに、スピードが上がらない。前述の通り、気候状況で削られたのか、あるいはまだまだ筋力が足りないのか。タイムはどんどん下がっていく。往復で対称になるポジティブ・スプリットである。
ただ、足つり対策御三家のおかげか足がつることはなく、無事にゴールすることができた。

ゴール後に再びトレーナーブースでケアをして頂いた後、寒さに負けそうになったので会場近くの銭湯に行くことにした。
銭湯は私の好きな温度の高いお湯で、ジェットバスもあるという最高の環境であった。

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最後に赤羽駅の高架下にある大阪王将に寄って遅い昼食を摂った。
お湯の温度の高い銭湯に、大阪王将の味噌だれをつけた餃子。この2点でレースの疲れは癒えたのであった。

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ランニングシューズを買い替えた その2

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昨年の終わりに購入したASICSのGEL-KAYANO 29は東京マラソンを含めて結構な距離を走って、ソールの弾力が落ちてきたので買い替えをすることにした。こちら、ブラックをベースにパープルやレッドが混ざるいい感じのデザインでした。
シューズを買った時は、2年間のブランクがあったので足をしっかりサポートしてくれるものを、ということでGEL-KAYANO 29を選んだ次第。
これで、
新宿シティハーフマラソン 10km
東京・赤羽ハーフマラソン ハーフ
東京30K冬 30km
東京マラソン フル
を完走した。

そして徐々に走力が戻ってきて、GEL-KAYANO 29が重く感じられるようになってきた。
シューズショップの方と相談して、ステップアップの意味も含めて同じASICSのHYPER SPEED2を選んだ。
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履き始めると、軽さに驚いた。足が軽々上がる。練習時のタイムも結構なペースで上がっている。これまで、サポート系の重いシューズを履くことが多かったので足をブロックしてタイムが遅くなっていたのだろうか…。
来年のレース参加までは、こちらのシューズで練習を続けることにしよう。

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