第21回飯能新緑ツーデーマーチ、2日目です。
この日は15kmコースに参加しました。距離数だけでコースを選んだら…おお∑(゚Д゚)ということとなったのでありますが。
飯能駅から会場に向かったのですが、コースにもなっている商店街にはウオーキング大会のフラッグが掲示されていました。イラストの馬は夢馬(むーま)君という名の、飯能市のイメージキャラクターだそうです。
昨日に続き多くの方々のお見送りを受けて出発し、これまた昨日に続き八高線の沿線沿いに歩いていきます。朝早くからお見送りに来て頂いてありがたいことです。
市街地を2kmと少々歩くと、これまた昨日と同じように登り道にたどり着きました。「天覧山」→山登りです。傾斜のある道をひたすら進みます。コース序盤で山登りになるとは∑(゚Д゚)。私は高所恐怖症で山登りが苦手なため、心理的に大変そうになる状況になったらどうしようとか、完歩できだろうか、とか不安なことがあれこれ胸をよぎったりもしたのですが、ともあれ歩を進めます。飯能の地理をよく知らず、距離数でコースを選んだらこのようになった次第です。
山頂にたどり着くと、そこはちょっとした広場になっていて周囲を見渡せるようになっていました。案内に沿って目線を遠くにやってみると、富士山を見ることができました。新宿の副都心方面は霞んでいて残念ながら見えませんでした。まあしかし、富士山をみたことで先ほどの不安も消え、気分転換ができました。
天覧山を降り、能仁寺の山門の近くを通ります。こちらのお寺には庭園があるそうなので、別の機会に拝見させて頂きたいと思いました。
中央公園には湯茶接待所があり、飴や梅干しを頂きました。この日も中学生のボランティアが飴の配布などで大活躍しています。ここで頂いたあずきと塩の飴はおいしかったです。
先に進むと、入間川にたどり着きます。河辺にはバーベキューをできるテラスがあって楽しそうです。
その後コースは一旦入間川から離れ、しばらく舗装路を歩いた後に再び川に近づき、吾妻峡をしばらく歩きます。テントを張ってバーベキューをしている方、ワンコと散歩している方などがおられました。この時期に川べりを歩くのは気持ちが良いです。
そういえば石がザクザクしている場所を歩くのは久しぶりでしたが、後述のトレランシューズを履いていたおかげか割と安定して歩くことができたような気がします。
大河原自治会館の横でチェックポイント通過の目印を頂き、そにしばらく先でコースの中間点を通過します。
中間点の先の道が地図では「急な登り坂」となっていたのですが、坂ではなく急斜面でした!再び高所恐怖症が発動です。しかし気を取り直し、登ってゆきます。後ろを振り向くと傾斜を見て怖くなってしまうので、ひたすら前に向かいます。
「急な登り坂」を越えたところで小休止を取ります。かなりエネルギーを消費していて、1本満足バーが体に染みます。ここにおられた係員の方のお話では、もうそれほど登りはないということで一安心しました。
再び歩き始めると、前後に他の参加者がおられないひとり旅状態になり、道案内の看板も少なかったのでGoogleマップを参考に赤根が峠を通過します。この辺り、道が細いところもあったりして三たび高所恐怖症と格闘しつつ歩いていたのでした(恐くて一瞬足が止まったところもあり)。
山道を降りてからしばらくすると「モリアオガエルのたまご」と書かれた掲示が柵に掛かっていました。柵の横にある池の周囲を見てみると、何本かの木の枝に卵塊がついていました。子どもの頃にモリアオガエルのことを紹介する記録映画を観たことを思い出しました。
大河原配水場で湯茶接待を受けた後、コースは市街地に徐々に近づいてきました。
あさひ山展望公園で残り5kmとなります。こちらの展望台からも富士山を見ることができました。1日のうちに違う場所から富士山を眺められたのはうれしい経験です。
美杉台公園を抜けると、CARVAANのビール醸造所が見えてきました。地元の素材を使ってクラフトを作っているようです。ビールバーやレストランもあり、雰囲気が良さそうなお店でした。飯能駅前にもスタンドがあり、次の機会に立ち寄ってみたいと思いました…と、渋谷にもお店があるではないですか!行かねば。
残り2km少々、地元の方が描いてくれた地面アートがありがたいです。
再び入間川を渡ります。
飯能大通り商店街に入ると、各コースの参加者が合流するので賑やかになってきます。
飯能小町公園の標識は、ヤマノススメファンの皆さんが寄贈したようです。素晴らしい!
飯能市役所のゴールに到着です。再び中学生のボランティアが出迎えてくれました。
そして、前日に続き中学生の作った新聞も頂きました。なんと、前日の参加者のインタビューも掲載する力作でした。
ちなみに参加賞には新茶と市制施行70周年記念ピンバッジを頂きました。ご当地のお土産はうれしいものです。
今回から、ウオーキングはASICSのGEL-Trabuco 11を使い始めました。これまでウオーキングはハイキングシューズを使っていたのですが、もうちょっと推進性がほしいと思いトレランシューズにしてみたのです。柔らかいけれどがっつり支えてくれる頼もしいシューズでした。今回は山道や河原を歩いたので、このシューズを選んで良かったです。
今回のコースです。山あり川あり、終わってみると高所恐怖症のことは忘れて変化に富んだ楽しいコースだったと思えるようになりました。
そして、この辺りが関東平野の端っこなのですね。