今回もエクストリーム旅行である。3日間で奈良→京都→大阪を移動しての旅だった。
朝早く起きて東海道新幹線に乗る。2月にあった京都マラソンに行った時に、デッキに手荷物を置くことのできる座席にしたら非常に楽だったので今回もその座席にした。
残念ながら、今回は雲がかかって富士山が見えなかった。
京都駅で近鉄特急に乗り換えた。今回は窓口でしか買えないフリーパスを買うことにしたのだが、混雑を予想して特急の出発時間より早めに行ったら思ったより早く買うことができた。窓口の方の対応が実にスピーディーでかつ親切だ。
特急で橿原神宮前駅まで行き、そこで近鉄吉野線に乗り換える。ホームに吉野行きの特急「青の交響曲」が停車していたが、装飾が素晴らしくて機会があれば乗ってみたいと思った。
吉野線に揺られて約1時間、終点の吉野駅に到着した。駅に到着するとちょうど正午で、その通知のためか「こいのぼり」の曲が流れていた。この曲はすっきり晴れた青空によく合う曲だ。
今回の目的地は秘仏のご本尊金剛蔵王大権現3体を御開帳している金峯山寺である。ロープウェイを使って行く方法もあったが、今回は歩いて行くことにした。駅からは七曲坂をショートカットする近道を使って移動したが、結構な傾斜ですっかり息が上がってしまった。
金峯山寺に到着し、拝観料をお支払して蔵王堂の中に入る。ご本尊は驚くほどに大きく、黒みがかった青い肌の色で、そしてほんのり愛嬌があった。パーテーションで区切った小部屋がご本尊の真ん前にいくつか設営されていて、間近で拝むこともできる。しばらくこの小部屋に入ってじっくりと拝見させて頂いた。
蔵王堂からは来た道を戻って吉野駅に向かう。今度は下り坂なので実に楽である。途中のお店で柿の葉寿司や葛湯を買いながら歩く。柿の葉寿司は吉野駅での待ち時間に頂いた。
再び近鉄吉野線に乗り、橿原神宮前駅で近鉄橿原線に乗り換えて西ノ京駅から薬師寺に向かう。以前伺った時に境内の素晴らしい開放感を味わって以来好きになったお寺である。
まずはお写経をしたのだが、15年かかってお写経の集印帳の1冊目(12巻分)が終了した。
その後本堂をお参りした。本堂の中を風が通って実に気持ちが良い。前述の開放感といい、薬師寺にくると自然と近づいている気分が濃厚になると思った。
西ノ京駅から再び近鉄に乗って大和西大寺駅に行き、そこで奈良駅に向かうバスに乗り換えた。今回購入したフリーパスは奈良交通のバスにも乗ることができるので便利だ。
JR奈良駅の横にあるスターバックスで一服した後、ホテルにチェックインした。スターバックスは、昔の駅空間を生かしたこれまた開放感あふれるいい店舗だった。