京都の西本願寺のお向かいにある龍谷ミュージアムで「眷属」を見てきた。
秋季特別展「眷属(けんぞく)」|龍谷ミュージアム
「眷属」はざくっと言うと一族郎党のこと。今回は仏様の周りにいる眷属の皆さん、例えば十二神将、四天王がメインの展示である。
眷属は顔ぶれが実に豊富で、子ども、玄奘三蔵、インドの神様からお稲荷さんの狐まで含まれる。新薬師寺に十二神将が安置されているのも、薬師如来の眷属だから、ということが分かった!
奈良国立博物館に普段はいるらしい迦楼羅大将が、鳥率が高くてしかしかっこよかった。それから東京の霊雲寺蔵の、霊宝をダッシュで追う大威徳明王と眷属の疾走感が気持ちよかった。
見終えたあとは京都駅まで歩いた。西本願寺の門前町は、門徒さん向けの旅館や法具店、数珠屋など門前産業が発達していて興味深い。