続ブログションガネー

心にうつりゆくよしなしごと

新春浅草歌舞伎 第2部

浅草公会堂で新春浅草歌舞伎の第2部を観てきた。
新春浅草歌舞伎はコロナの影響で一昨年、昨年と中止になっていたので3年ぶりの公演になる。今年から沿道の観戦OKとなった箱根駅伝と共に、三が日にルーティンで観ていたものの数々が再び戻ってきたのはうれしい限り。
f:id:bondanavera:20230103200555j:image
今回の第2部は、「傾城反魂香」と「連獅子」の2本立て。第1部の「引窓」に「傾城反魂香」と、ここ数か月歌舞伎座義太夫狂言がかかっていない状況の中を若い役者さんたちが渋めの義太夫狂言に取り組んでいたのはとても良いことではないかと思う。

「傾城反魂香」は、又平夫婦を演じる歌昇と種之助兄弟が真摯に演目に取り組んでいる。特に、雅楽之助の助っ人に行くことを師匠に許されずに嘆く歌昇さんの演技への集中度が素晴らしい。その集中度が、絵が石を抜けるという奇跡が起きるの納得させてくれる。それから、莟玉さんが又平夫婦の状況を見つめる表情の変化が良かった。彼にはどんどん義太夫狂言にも取り組んで頂きたい。師匠譲りの「九段目」の力弥など良さそうだ。
「連獅子」は、松也さんのワイルドさと莟玉さんのモフモフしたくなる可憐さの組み合わせが楽しかった。
f:id:bondanavera:20230103200603j:image
終演後、浅草寺浅草神社を参拝してきた。浅草寺はライトアップがきれいなのと人出もかなり減るので、夜のお参りはお勧めです。
f:id:bondanavera:20230103200607j:image
浅草神社では、宮神輿も拝見することがきた。それぞれに鏡餅が供えられているのがいい。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 歌舞伎へ
にほんブログ村