続ブログションガネー

心にうつりゆくよしなしごと

京都マラソン2024

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京都マラソン2024に参加してきた。
フルマラソンに参加するのは昨年の東京マラソン以来である。昨年の秋に入院して1ヶ月走ることができなかったり、レース前に30km走ができなかったりと不安なことはあったものの、1月の赤羽ハーフで長年の課題だったレース終盤の脚の疲れが出なかったので何とか行けるのでは、というのがレース前のレビューであった。

レース開始前

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朝食はフルマラソンの時は定番のコンビニおにぎり2個に味噌汁を摂って、身支度をして会場に向かう。今回もFC東京のユニフォーム着用である。
スタートのたけびしスタジアムまでは阪急電車で向かったが、運行本数多め?なのかスムーズに移動することができた。

スタート前に、Jリーグなどのサッカーのユニフォームを着て走る皆さんと集まって決起集会を行う。ここで多くの方と顔見知りになったことで、レース中もエール交換をしながら走ることができた。参加してくださった皆様、バナーを用意したりとサポートしてくださったねこじしさん、ありがとうございました!

スタートから10kmまで

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スタートまでは、DJの谷口キヨコさんなどの盛り上げで気持ちを高めることができた。後方ブロックランナーとしては、こうやって開会セレモニーの音がちゃんと聴こえるのは大変うれしいことだ。

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スタートからしばらくは人の流れに乗って走った。このあたりは気温が高く、細い道を走るので息苦しさとの戦いであった。

4kmすぎで道が開けて、渡月橋まで桂川沿いを走る。ハイタッチゾーンで沿道の皆さんとハイタッチしながら走ったら、先ほど感じていた息苦しさは消えていった。

そして汗をかき始めたので、足つり対策にタブレットの2Runを飲むことにした。気温が上がるということで、2袋買っておいたのだ。この後も発汗対策で給水所ごとに水分もこまめに摂るようにした。
ネックのついた長袖シャツを東京ユニの下に着ていたが、ネック部分が暑くなってきたので内側に折り込むことにした。この日のアンダーウェアは袖なしシャツにアームカバーの組み合わせが良かったかもしれない。

嵐山から先は、本格的にアップダウンが始まった。とにかく抑えていくことにするが、思ったより楽に走ることができた。去年の東京マラソン前から始めた謎の筋トレの効果だろうか。コース途中にあるバス停の「山越」という地名が目に染みる。まさに山越である。

11kmから20kmまで

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大覚寺、広沢池を通過して仁和寺の門の前に到着する。ここでは京都マラソン名物のお坊さんの応援があるのだが、何と若いお坊さんたちが私の東京ユニに気づいて声援を送ってくださった。
ちなみにレース翌日、お礼参りを兼ねて仁和寺を拝観した。江戸時代に描かれたという特別公開の金堂の壁画が実に色鮮やかで、当時の人と同じ色合いで見られるというのはいいものだと思った。

わら天神の前の道が非常にゆるい坂だった。最初は急にタイムが下がり始めたのでどうしたものかと思ったが、走路員の方の「しんどいのはあと少しやー」の声でそこが坂だと気づいた。この後もゆるい坂との格闘は数ヶ所あった。

17kmを過ぎると賀茂川べりを走るコースになる。川沿いの道はやっぱり気持ちいい。そして、川の両岸をランナーが走っているのは壮観だった。

21kmから30kmまで

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ここの区間が一番きつかった。「中間点」の表示を見落としたほどだ。21kmから27kmまで北山通を東西に折り返すのだが、先の見えない直線のコースと微妙なアップダウンが続くのである。まあ、終わってみるとそういうところが一番思い出に残るのではあるが。
途中で、後ろから来たランナーの方が「トーキョー」コールをしてくださってうれしかった。よれよれの状態だったので、まともにお礼ができず申し訳ないことをした。

きつさは府立植物園の園内に入ると見事に消えた。林の中を走ったり、梅林を眺めたりしているうちにかなり気持ちをリフレッシュできたのである。
園内では祇園甲部の芸妓さんと舞妓さんが「小鍛冶」を演奏していた。ああ、歌舞の菩薩だ…!

植物園を出て再び賀茂川沿いに戻ると、これまた京都マラソン名物の河川敷のコースに入る。京都を旅行するたびに、鴨川の河川敷を走ってみたいと思っていたのでこれは大変うれしかった。
ここで、応援に来てくれた友人に出会えた。沿道に知人がいると、一気にホームゲームになる。

31kmからゴールまで

30kmあたりは、いつも疲れてきてマイナスなことを考えたり、脚が痛くなって歩き始めてしまう。いわゆる「30kmの壁」にぶち当たるのである。しかし今回はそのようなことはなく、重い足取りではあるが走り続けることができた。やはり前述の謎の筋トレの効果なのだろうか。

31kmぐらいで、Jリーグ各チームのサポーターの方たちが応援とJユニランナーの数の集計を行っておられた。再び「トーキョー」コールをして頂いて元気が出た。ありがとうございました!

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河川敷を上がってしばらく走ると、京都御所脇の丸太町通に入る。ここは去年12月の京都遠征の時に走ったのでホームゲームのような場所である。しかし例によって先の見えない直線コースなのでやっぱり大変であった。

35km地点は京都市役所で、ここは少しばかり歩道を走ることになるのが面白い。ここでカフェイン入りのコーヒー味のエネルギージェルを摂って、最後の一押しをした。
食べ物つながりで、京都マラソンは地元色豊かなエイド(八ツ橋、京ばうむなど)も特徴の一つだ。私のような後方ブロックランナーの走る時間帯でもしっかりエイドが補給されていたことは大変ありがたいことだ。賀茂川べりで食べたいちごはおいしかった。

最後の難関が百万遍近辺の40km手前の上り坂である(あの吉田山のあるあたりか!)。ここはさすがにゆるい坂がつらすぎて500mほど歩いてしまった。しかし百万遍知恩寺京都大学の立て看板を眺める余裕はあった。

そして残り2kmも直線のコースを進む。ここも例により先の見えない直線だが、ゴールが近いと思うと楽なものである。
琵琶湖疏水を渡ると平安神宮の鳥居が見えてきた!ゴールである!

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ようおきばりやした!
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