続ブログションガネー

心にうつりゆくよしなしごと

一枚のチケット

日本サッカーリーグ、1991年-92年シーズンのチケットの半券。サッカーの好きな友人に連れて行ってもらった時のもので、国立競技場での日産自動車読売サッカークラブの対戦を観ました。確か加藤久さんや木村和司さんが出ていたのではないかと思います。
当時はサッカーのことといえば「キャプテン翼」の題名を知っているぐらいだったので、友人に色々と教えてもらいながら観戦したのでした。この試合をきっかけに、木村和司さんのにわかファンになって天皇杯のテレビ中継を見たりしていました。
そしてこの試合で今も印象に残っているのが、客席にワールドカップ誘致の横断幕が出ていたこと。この横断幕でサッカーのワールドカップのことを知りました。今見ると、チケットにもワールドカップ誘致について書いてあります。ワールドカップ…なんだかとても遠くの世界の出来事に見えました、その時は。

それから数年後、日本代表のドーハの悲劇でワールドカップという言葉に再会します。その後98年のフランス大会で初めて日本代表はワールドカップに出場を果たし、そして02年の日韓共催のワールドカップを迎えます。11年前に見た遠い世界が一気に近くにやってきました。この時のベルギー戦の鈴木師匠のシュートを見てそれまではふんわりとだったサッカーへの興味が一段と深まり、その数年後に地元のFC東京の応援を始めます。さらにはもう一度ワールドカップの熱気を味わいたくて06年のドイツ大会に遠征もしてしまいました。この頃の情熱はクールダウンしましたが、その後は細く長くFC東京を応援しています。

そして現在開催中のカタール大会。外国人選手に倒されない!ガンガン攻めていく!若い選手たちのチャレンジが実に素晴らしい!ドイツとスペインに勝つとは!このような日本代表の躍進で久しぶりにサッカー好きのスイッチが入りました。それから若い頃から見ていた長友、権田の両選手がチームの大黒柱になったことはうれしかったです。

こうやって冒頭でご紹介したチケットをもう一度見てみると、この30年でのサッカーと自分のあれこれを思い返して感慨深くなるのでした。

 

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