4月22日、23日と第19回秩父いってんべぇウオーキング2Daysに2日間参加してきました。
1日目は「江戸巡礼古道を辿り、今昔(こんじゃく)の聖地を巡るロングコース」で10km歩きました。寺社仏閣の聖地巡礼と秩父を舞台にしたアニメの聖地巡礼ができるコースで、スタートは秩父市役所です。
スタートすると、早速秩父札所三十四ヶ所観音霊場のお寺の近くを通り過ぎます。巡礼道には、札所が分かるようにさまざまな目印が作られていました。仏像、横断幕、石、看板などなど。
宇賀神が道端に祀られていたのは初めて見ました。おそらく農業関連で建てられたのではないかと思います。その横にはハナミズキが植えられていましたが、ここ以外でもコースのあちこちで見かけました。
スタートから4kmほどで新旧の秩父橋の近くを通り過ぎます。モダンな旧橋とシャープな新しい方の橋の対比がいい眺めでした。
コースの途中で見つけた、サクラカラーの看板です。サクラカラーの後身のコニカのフィルムをよく使っていたのを思い出しました。
秩父の街には、あちこちにお祭りの屋台を収納する大きな倉庫があります。
チェックポイントになっている定林寺さんの鐘の横にあった石灯籠には「武州 増上寺 惇心院殿 尊前」と刻まれていました…徳川家の霊廟にあった石灯籠です!
秩父の中心地に近づくと、古い建物が増えてきます。こちらは武甲酒造さんです。
道路標識に「甲府」の文字が出てきて驚きました…秩父は山を越えれば山梨なのでした。2日目に、ツーリングで来ているライダーさんのバイクのナンバーを見てみると、甲府だけでなく諏訪ナンバーの方もおられました。
モダンなデザインの建物の壁には、「松竹 秩父国際劇場」と書かれていました。芝居小屋→映画館と使われていたようです。国際劇場というネーミングがいかにも松竹です。
秩父神社に着くとコースも終盤です。欄干の彫刻は修復をしているところで、実に色鮮やかでした。虎の絵がアクティブで良いです。
番場通りに出ました。この近辺は洋風の古い建物が大きく、登録有形文化財になっているものもいくつかあります。
そして、このあたりを「迷宮グルメ 魅惑の駅前食堂」秩父編でヒロシが歩いていたような気がします。
御花畑駅には、パレオエクスプレスが停車していました。動く蒸気機関車を見るのは初めてでしたが、汽笛の音は迫力があります。機会があれば乗ってみたいと思います。
ここからしばらく歩いて、ゴールの秩父市役所に戻ってきました。
ゴール後、市役所の近くにある珍達そばでネギに埋もれた珍達そば、それから黒豚餃子を頂きました。
珍達そばは、表面一杯に広がったねぎをかき分けて麺とスープを探します。麺は細麺、スープはさっぱりした味で、これが大量のネギとバランスが取れているのだと思います。
餃子は、醤油なしでも頂けるしっかりとした味付けでした。思ったよりも軽く食べられたかと思います。
晴れていたのでビールが飲みたくなり、市役所前のイベントに出店していた秩父麦酒さんのクラフトビールを買ってみました。
シードルっぽい爽やかさと軽やかさが飲みやすかったです。BGMはイベントの舞台で演奏している秩父屋台囃子です。引き込まれそうなリズムでありました。秩父夜祭もいつの日か見物したいものです。
イベントには秩父市の宣伝部長のポテくまくんも来場していました。ポテくまくんは街中の至る所に絵が使われていたり、子どもたちに大人気だったりと愛されています。
1日の終わりに「珈琲道 ぢろばた」でジャワコーヒーを頂きました。このお店も「迷宮グルメ 魅惑の駅前食堂」秩父編に出てきて、ご主人とヒロシが味わい深い会話を交わしていました。メニューの扉の裏には、コーヒーにまつわる素敵な文章が書かれています。ジャワからようこそ…。