続ブログションガネー

心にうつりゆくよしなしごと

「女ひとり」エクストリーム聖地巡礼

京都に所用があり、空き時間に大原でエクストリーム観光をしてきた。
デューク・エイセスの「女ひとり」が好きなのと、ホテルのそばからバスの乗り換えなして大原まで行くことができるのが分かったので足を運んだ次第である。

場合は京都市内の中心部を抜け、八瀬あたりから街並みが山岳モードに入る。道路標識には小浜まで67kmと表示が出てくる(意外と近い)。しかしこのあたりも京都市左京区である。

スタートから1時間ほどで到着した大原がバスの終点で、まずは三千院まで行くことにする。三千院までは呂川(りょせん)に沿って坂道を10分ほどかかる。ちなみに呂川があれば律川もあり、これは大原が仏教の声明の発生の地だからだそうだ。
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三千院で印象に残るのは苔むす庭に囲まれた往生極楽院だ。ここは確か市川雷蔵の映画「斬る」に出てきたような。
堂内には大きな阿弥陀三尊像が安置されている。天井には二十五菩薩が描かれているそうで、コロナ禍を経てこれらを拝見すると、昔の人が求めた安らぎがよく分かる。
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三千院の外観を終えるとちょうど昼食の時間だったので、門前の店で湯葉そばを頂く。程よいお値段でかつおいしい。湯葉は店内で作っているそうだ。
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三千院と大原のバス停の間に「女ひとり」の歌詞がある。実際に現地に来てみると、この歌詞が浮かんでくるような雰囲気だということはよく分かった。私はこの時早起きで疲れた女であったが。
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大原のバス停に一旦戻り、今度は建礼門院が余生を送った寂光院に向かう。こちらはのどかな田園風景を眺めながらの徒歩移動となった。途中に足湯カフェや温泉旅館があったりする。
寂光院はこじんまりしたお寺で、本堂ではお寺の方が古寺来歴を説明してくださった。そして建礼門院の坐像には「全国平家会」からの奉納品が供えられていた。
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冬至にちなんで、拝観後にかぼちゃの接待をして頂いた。これは身体が温まり、大変ありがたかった。
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今回は滞在時間2時間!と駆け足の聖地巡礼だったが、本来はお寺の庭を眺めたり温泉に立ち寄ったりのんびりと過ごすのが良いところである。

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